土砂加持
毎年春の彼岸中日




折敷に半紙を置き加持を加える土砂を盛ってます
この土砂にシキミの葉で光明真言を唱えながら土砂に梵字(光明真言)をなぞり加持とするのです。


定光院、聖徳院、不動寺、多聞寺、聖通寺、国分寺、安養寺、薬王寺、各御住職入堂

檀信徒、参拝者の新仏様、諸萬祖霊の追善供養を修しております


土砂加持とは
深山幽谷の人跡稀な所の土砂を清め土砂器に納め光明真言を咒して加持を施し土砂に法力を付与する行です
その功徳とは光明真言を唱えながら亡者、墓に加持土砂を散ずれば亡者の滅罪となり西方浄土に往生すると云われ、或いは病者に授けて苦悩を除かせ、加持力によって諸々の罪障を除き離苦得脱を得るとされ平安時代から修している法要です。彼岸の国の供養にそして善男善女の守護御守りに信仰されているものです。


客殿にて法要祭壇を築く



法要に先立って護摩堂にて現世利益



護摩とは真言宗の行法の一つで、阿闍梨となる伝法灌頂入壇に不可欠な伝授修法の行です。この法を観受取得することで不動明王の禅定に入り火生三昧となり息災・加持祈祷を修することができるのです。
発祥は紀元前二千年ごろに遡るインドの儀礼でした。仏教(密教)に顕れるのは釈迦入滅約五百年ごろです。炉(護摩壇)で薪(護摩木)を焚(修法)きその中に供物を投じて火(不動明王)の神が煙と共に天上に供物と共に心願を運び、天の恩寵(大日如来)と加護を希う真
言密教特有のものです。
護摩法の本尊、不動明王の剣を持つ凄まじい形相はもっとも救いがたい衆生を力ずくで救うための姿です。


本堂


御斎です

ちらし寿司と香の物と吸い物です
たくさんたくさん作り参拝者に振る舞います


2010.4







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