秋季永代法要
流水灌頂供養法


毎年、秋の彼岸中日 秋分の日
13時より14時30分 終了後 参拝者に御札授与


(その他 11時頃から御斎の接待があります  11時30分より護摩修法)


圓通寺では春と秋の彼岸に永代法要を勤修しております

秋は真言密教の儀式、灌頂を用いて流水灌頂を修し安養寺、定光院、聖徳院、国分寺、不動寺、多聞寺、聖通寺、薬王寺、結集各御住職様をお迎えして檀信徒、参拝者の新仏様、諸萬祖霊の追善供養を勤修しております。

灌頂

灌頂とは紀元前のインドで生まれた儀式です、「生命の源」・「無辺」を象徴する四大海の水を頂(頭上)にそそぎ祝意を表す即位の儀式でした。

想香水変成乳水又観水本性清浄諸法亦本性清浄
想え香水変じて乳水と成るまた観ぜよ水は本性清浄なり諸法も亦清浄なり

インドより伝わり中国の恵果阿闍梨から弘法大師空海、真言僧に師資相承と現在に伝わる数々の「仏法」の中、灌頂の儀式は息づいています流水灌頂の本意は「仏縁を結び浄水の力で罪業を洗い流す」ことです。
圓通寺では祭壇に地蔵菩薩を本尊として祀り、境内の六地蔵の前には大慈大悲一切衆生の為と記した塔婆を建立して、塔婆には樒で飾られた縄が垂れ下がり六地蔵足下の水中へと繋げています。
地蔵菩薩の御蔭をもって仏縁を結び罪業を洗い流し、参拝の功徳をもって御家庭の先祖供養と家内安全を祈願されるものです。

地蔵菩薩

地蔵菩薩は髪の毛も冠りものもない修行僧のお姿でお釈迦様の弟子となり、迷い悲観している衆生を救済する為、三途の川にも餓鬼畜生道の内にも救いの手を垂れ一切の衆生・私たちを大慈大悲と救ってくれるのです。
地蔵菩薩はお地蔵様・お地蔵さんと呼ばれ仏教徒には最も親しまれている仏様です、大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包みこみ、救う所から地蔵と呼ばれているのです。
広く「子供の守り神」として信じられており真言は「おんかかかびさんまえいそわか」です。



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