灯篭流し




毎年8月31日18時より






















































2009.8.31




盆灯籠とは先祖を迎える迎え火です。
特に初盆の新魂(あらみたま)、二度目三度目の盆を迎える精霊にとっては仏前に荘厳する灯籠は大きな目印、供養の形になるのです。そして精霊は法性の果位から離れ家族の元に降臨して、此の世の衆生は新魂、先祖の御光臨(招く)を仰ぎ、供養を施すことで報徳を思い、息災を願うのです。

全国津々浦々に「盆」の風習はあり、盆おどり・精霊流し・京都の五山送り火(大文字焼き)・地蔵盆などは「先祖を迎え、祀り、送り出す」との宗教的行事なのです。

圓通寺では七月中旬より盆月初めにそれぞれ新魂の精霊がある檀信徒は仏前に盆灯籠を支度します、荘厳した盆灯籠に「仏の眼」を附する開眼供養を修し、盆月最後の三十一日、夕刻に灯籠流しを修しています、お盆を家族と迎えた盆灯籠はそれぞれご近所の方々や家族の手で客殿に運ばれ、一通三下の法要の鐘で新魂精霊が宿った灯籠は結界を解かれ勤めを終え、大勢の参拝者の手で燃焼撥遣され、ねんごろに祀られ弔わられた精霊は各々の祖禰(先祖)となるのです。







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